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2016年4月27日水曜日

ダブルウーファーの完成

やっとダブルウーファーが完成して、ちょうど1週間です。



部屋がともかく4.7畳相当の洋室なので、狭い部屋の長辺に端から端までスピーカーが

並んでいる様子をご想像ください。  部屋の1/3がスピーカーに占有されて、まだ

横に、3種類以上のスピーカーを作った端板があって、小型なら3セットぐらい作れそう。

今真剣に、端板の在庫を減らす事検討中です。




普通はこういう部屋は、ブックシェルフ小型スピーカが良いというのが通説でしょうけど

そういう話は無視してともかく総重量100kgを優に超えるスピーカーを入れてみました。

結果は大満足です。





スピーカーの構成は;

高音  BMS4592ND のツウィターを使用し、6.3khz~22khzまで

中高音 BMS4592ND のスコーカ―を使用し、500hz~6.3kz。 なお双方とも2インチ

      ウッドホーン(開口部45cm角、Fc290hz。

中低音 YL75000  を使用し、100hz~500hz。 なお折り曲げ型オリジナル設計の
     ウッドホーン(開口80×70cm、音頭295cm、Fc70hz)

低音  FOSTEX FW305を2本使用。 200Lバスレフで、バスレフボード共振周波数は

     25hz、33mm厚の集成材+MDF張り合わせです。




機器構成は;

なお、音源は全て2TのHDDにリッピングしたもので、VAIO/i tunes → M2TECH

(DDC) → EMISUKE DAC 4399パラプッシュKIT自作 → Beringer DEX 2496

→ 中華アンプ3台(TA2020) が機器構成です。




聴感上の変化は;

以前は、300hz以下を自作バックロードホーンとして、それ以上をBMS4592ndで

つないでいたが、音の余裕が全く異なり、中高域のつまった、時にキンキンした

感じは消えました。

一方低音って、こんな音が入っていたのかというようなものが、心配する必要もなく

歯切れよく聞こえるようになりました。

ともかく、まったく破綻の来ないような安心できる、立ち上がり立下りの早い音です。




ネットワークの改造;

このスピーカを駆動するアンプが当面足りなくて、一方でBMS4592NDという同軸型

コンプレッションドライバーの中域と高域はレベルが同じ118dbなので、昔作った

金田式ネットワークのアッテネーター部分を取り外し、6.3khzでクロスするよう時定数を

計算し直して、作り直しました。  コイルは手巻きで自作したもので、3way用、低音用

コイルはいらないが、箱ごとそのままとしています。





また周波数特性を測ってみようという気になり、My Speakerの最新版をダウンロード

しましたが、PW忘れたので、当面はun registeredの文字が入ります。

特性取ったらまた報告します。




2016年4月12日火曜日

ダブルウーファーの製作(2)

Facebookに製作途上の状況を報告しながら、色々とコメントをもらいながら製作をしています。

さまざまなコメントが、プロやセミプロの方からあり、工作のコツや知らなかった工具などを

教えていただきます。



このダブルウーファーは、18mm厚の集成材と15mm厚のMDFを張り合わせて、六面を作り、

中には30mm角のフレームを設けることを特徴とします。

2種類の異なる板を張り合わせる理由は、強度と音の遮音の双方に効果のありそうな材質

を組み合わせる為で、板厚も含めて、TAD、FOSTEXなどのスピーカーの構造を参考にした

つもりで、以前のブログに説明した通りです。

フレームを設けたのは、200Lと大きなボックスなので、板が低音域で共振する可能性が

あるのを、共振周波数を少しでもあげて、このウーファーの使用周波数帯域100hz以下

よりも高く上げたいためです。


重量は実測で、側板が13kg/枚、裏板が8.2kg、フロント板が5kg、天板と底板が6.6kg

なので、52.4kg、ウーファー2個を含むと63kgと重量級です。



まず、板の張り合わせですが、これは予想しなかった難しさがありました。

前面バッフルは、スピーカーの穴2箇所とバスレフのダクトの穴があり、穴あけ後きれいに

張り合わせが出来る自信が無く、ホームセンタで張り合わせ後カットしてもらいました。


しかし、以下の写真のように、見事に反りあがってしまいました。  





そこで、側板、天板、底板などは、ボンドで張り合わせるときに、最小限の接着剤にとどめる

事としました。  




側板に密着するフレームの角材を張り合わせたところですが、一部再カットが必要です。





貼り合わせには、プレスが使えれば良いが、上から重量をかければよいであろうと考え

少しずれがでて修正をすることになりました。  やはり旗金でとめておく必要があります。




底板の上に、側板を建てるためにダボ釘を使います。  位置決めが主目的で、接着剤の

乾燥時間中に位置がずれないようにします。  下の写真で少し見にくいですが、白色の

ボンドの右側に隠れている、木栓状のものです。





側板が1枚固定できました。